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Smithery代替サービスおすすめ8選【2026年版】10月31日の機能終了後の移行先を比較ランキング

Smitheryは2026年10月31日にサーバーURL・Connect・API・アカウント・CLIを終了します。代替8サービス(Glama、NodeFlare、Arcade、Composio、Docker、Pipedream、Cloudflare Workers、公式MCP Registry)を公開基準で採点し、移行チェックリストも掲載。2026年10月26日に公式情報で確認。

最終更新:2026年10月26日 / 各社の機能・料金は2026年10月26日に公式サイト・公式ドキュメント・料金ページで確認

開示:NodeFlareは筆者の運営するサービスです。全サービスを下に公開した同じ基準で採点し、公式に記載のない項目は自社も含めて控えめに評価しました。その結果、NodeFlareはこのランキングで1位ではありません。

結論(30秒で読める要約と順位表)

Smitheryは2026年10月31日に接続管理サービスを終了します。run.tools と server.smithery.ai のサーバーURL、Smithery API、Connect、Toolbox、アカウント、APIキー、CLI、SDKがすべてこの日に使えなくなります。smithery.ai は、2026年8月5日にSmitheryを買収したArcade.devが運営する、プロキシなしの公開MCPディレクトリとしてだけ残ります。

Smitheryの代替サービスとは、Smitheryが担っていた仕事のどれかを引き継ぐサービスのことです。仕事は大きく3つあります。MCPサーバーをURLで公開する「ホスティング」、エンドユーザーのアプリ接続(OAuth)を管理する「Connect」、サーバーを探して入れる「ディレクトリとCLI」です。3つを1社で全部置き換えられる製品はないため、8サービスを8つの評価基準(重み付き、後述)で採点しました。2026年10月26日時点の結果は次のとおりです。

順位 代替サービス 得点(100点満点) Smitheryのどの機能を置き換えるか
1 Glama 85 ディレクトリ+ホスティング+OAuth管理。いちばん近い乗り換え先
2 NodeFlare 78 ホスティング。GitHubのリポジトリ(stdioでもHTTPでも)を、認証・ツール単位のスコープ・トークン削減付きのURLにする
3 Arcade 72 Connect。ユーザーごとのOAuth管理とMCPゲートウェイ。現在の smithery.ai ディレクトリの運営元
4 Composio 66 Connect。1,500以上のツールキットへの認証を管理。月10万ツール呼び出しまで無料
5 Docker MCP Catalog and Toolkit 61 手元のPCでのサーバー探しとワンクリック導入
6 Pipedream Connect 58 Connect。3,000以上のAPIをリモートMCPサーバーで提供。外部ユーザー数で課金
7 Cloudflare Workers 51 Workers向けに書く新規TypeScriptサーバーのホスティング
8 公式MCP Registry 41 メタデータの登録先のみ(ホスティングも認証もなし)

移行先は、次の3つの問いでほぼ決まります。

  • Smithery経由で各社公式のサーバーを使っていたか。その場合は各社公式のMCP URLに切り替えるだけです。Smitheryは、検証済みサーバーのページに公式URL(例:mcp.linear.app/mcp)を載せるとしています。新しいサービスは要らないかもしれません。
  • OSSや自作のサーバーをSmitheryでホスティングしていたか。その場合はホスティング先が必要です。stdioサーバーやGitHubにあるサーバーならGlamaかNodeFlare、TypeScriptで新しく書くならCloudflare Workersが候補です。
  • 自社サービスのユーザーのOAuth接続にSmithery Connectを使っていたか。その場合は認証管理サービスが必要です。Arcade、Composio、Pipedreamが候補です。

目次

  • Smitheryで何が終わるのか
  • 評価基準と重み
  • 比較表(8サービスを同じ項目で)
  • 採点の内訳
  • 各サービスの解説
  • 用途別のおすすめ
  • 10月31日までの移行チェックリスト
  • NodeFlareならこう解決できる
  • よくある質問
  • まとめと参考資料

Smitheryで何が終わるのか

Smitheryは、MCPサーバーを一覧で探せるディレクトリと、サーバーへの接続を自社ゲートウェイで中継し、接続先アカウントのOAuthも代行する接続プラットフォームを提供してきました。Smithery自身の告知によると、2026年10月31日に次のように変わります。

Smitheryの機能 2026年10月31日以降
run.tools と server.smithery.ai のサーバーURL 使えなくなる
Smithery API、Connect、Toolbox 使えなくなる
Smitheryのアカウント、APIキー 使えなくなる
Smithery CLI、SDK 使えなくなる。現行版は非推奨になる
smithery.ai のディレクトリ Arcade.devが運営する、プロキシなしの公開レジストリとして残る
検証済みサーバーのページ 各社公式のMCP URLを掲載
有料プラン 解約。8月5日以降の請求はすべて返金するとしている

告知では、GmailやSlackのような既製の連携が必要な人にはArcadeを案内し、それ以外の選択肢も相談に乗るとしています。ネット上の「Smithery代替」記事の多くはこの告知より前に書かれ、Smitheryを現役のホスティング先として扱っています。読むときは日付を確認してください。

評価基準と重み

採点の前に基準を決めました。基準はSmitheryが担っていた仕事に沿っており、10月31日に影響を受ける人が多い仕事ほど重くしています。各基準を1〜5点で採点し、重みを掛けて100点満点に換算しています。

評価基準 重み 5点の条件
自作・OSSサーバーのホスティング 20 stdioサーバーも含め、既存のサーバーをコード変更なしでリモートURLとして動かせる
移行の手間 15 リポジトリ・パッケージ・ディレクトリから数分で動くURLができ、設定は自動で検出される
クライアント認証とツール単位の制御 15 MCPクライアント向けのAPIキーかOAuthが組み込みで、ツールごとに許可・拒否できる
エンドユーザーのOAuth管理 15 ユーザーの外部アプリへのOAuth接続を代行し、生のトークンをエージェントに渡さない
ディレクトリ・カタログ 10 すぐ追加できるサーバーやツールの大きなカタログがある
トークン削減 10 モデルが読むツール一覧を減らす機能(絞り込み、ツール検索、コードモード)がある
料金の透明性と無料枠 10 料金が公開され、使える無料枠と上限設定がある
分離・セキュリティ 5 サーバーごとの分離、シークレットの扱い、ネットワーク制御が文書化されている

採点のルールは次のとおりです。

  • 公式の情報だけを使う。2026年10月26日に各社のドキュメントと料金ページを読みました。
  • 記載がなければ2点。公開情報で確認できない項目は2点とし、アスタリスクを付けます。
  • 対象外なら1点。ホスティングをしないレジストリはホスティングの項目が1点です。品質ではなく、用途との相性を表します。

比較表(8サービスを同じ項目で)

以下はすべて2026年10月26日時点で公式ページと照合しました。「記載なし」は公開ページで確認できなかったことを示します。

サービス 自分のサーバーをホスティングできるか stdioサーバー クライアント認証 ツール単位の制御 エンドユーザーのOAuth管理 カタログ トークン削減 料金の入口
Glama できる(ディレクトリ、GitHub、Dockerfile、npm、PyPIから) 自動でラップ 接続プロファイル単位のアクセストークン ツールごとに有効・無効 OAuth 2.1の認証情報を自動更新つきで管理 大規模な公開ディレクトリ ツール単位の無効化。ツール検索は記載なし Pro月26ドル(「5 MCP servers」)。ホスティングはマシン時間と転送量の従量制で、単価は非公開
NodeFlare できる(GitHubリポジトリ、モノレポのサブフォルダ、Dockerfile) Streamable HTTPと旧HTTP+SSEに変換 mcp_* のBearer APIキー、OAuth(RFC 8414 / 9728) tools:call:<name> までのスコープ なし(シークレットは環境変数で渡す) なし(サーバーの公開掲載は可能) スコープでの絞り込み、スキーマ短縮、ツール検索、コードモード Free:1サーバー・月30 GB時間。Pro月2,980円
Arcade 自作サーバーを arcade deploy で。外部でホストしたサーバーへの中継も可 記載なし Arcade Auth、自社OIDC、APIキーのヘッダー MCPゲートウェイごとに許可ツールを選択 あり。操作ごとにOAuthスコープを要求し、トークンはArcade側に保持 Arcadeのツールカタログ。smithery.ai ディレクトリも運営 ゲートウェイごとのツール絞り込み Free:月2,000ツール呼び出し・2,000認証イベント。Team月25ドル+従量
Composio できない(Composioのツールキットのみ) 記載なし x-api-key ヘッダー allowed_tools、セッションごとのツールキット・ツール指定 あり。1,500以上のツールキット Composioのツールキット セッションでは検索・メタツールを前に置く Hobby 0ドル(月10万ツール呼び出し、上限で停止)。Pro月29ドル
Docker MCP Catalog and Toolkit 手元でコンテナとして動かす コンテナとして対応 ローカルのゲートウェイ(チーム向けゲートウェイは招待制) プロファイルごとにサーバーを選択 リモートサーバーのOAuthをブラウザで自動処理 300以上のサーバー。署名・SBOM付き Dynamic MCP(実験的) MCPのページに料金の記載なし
Pipedream Connect できない 記載なし クライアントクレデンシャルのOAuthトークン+プロジェクトのヘッダー 1リクエストにつき1アプリ(x-pd-app-slug) あり。3,000以上のAPI 1万以上の既製ツール 記載なし 開発用は無料。Startupは年払いで月99ドル、月払いで150ドル
Cloudflare Workers Workers向けに書けばできる 非対応 Cloudflare Accessか任意のOAuth 2.0プロバイダーを自分で組み込む 自分で実装 自分で実装 なし 組み込みなし Free:1日10万リクエスト。Paid月5ドルから
公式MCP Registry できない(メタデータのみ) 対象外 対象外 対象外 対象外 公式の公開カタログ。2025年9月8日にプレビュー公開 対象外 無料・OSS

採点の内訳

サービス ホスティング(20) 移行(15) 認証(15) OAuth管理(15) カタログ(10) トークン(10) 料金(10) 分離(5) 合計
Glama 5 5 5 3 5 3 3 4 85
NodeFlare 5 5 5 1 1 5 4 5 78
Arcade 3 3 4 5 4 3 4 2* 72
Composio 1 4 3 5 3 4 5 2* 66
Docker 2 4 2 3 4 3 4 4 61
Pipedream 1 4 3 5 3 2* 3 2* 58
Cloudflare Workers 2 3 4 1 1 2 5 3 51
公式MCP Registry 1 3 1 1 4 1 5 2 41

* 公開ページに記載がないため、ルールどおり2点としました。

得点=(各点数×重み)の合計÷5。例:Glamaは(5×20+5×15+5×15+3×15+5×10+3×10+3×10+4×5)÷5=85点です。

各サービスの解説

1. Glama:Smitheryにいちばん近い乗り換え先

Glamaは、多くのSmitheryユーザーが頼っていた3つ、つまり公開ディレクトリ、ホスティング、認証情報の管理をまとめて提供します。ディレクトリから選んで自分のインスタンスにワンクリックでデプロイでき、GitHub App経由でGitHubから、またはDockerfile・npmパッケージ・PyPIモジュールからもデプロイできます。公式ページには「stdio向けに書かれたサーバーは自動でラップされる」とあります。

強み:OAuth 2.1の認証情報を自動更新つきで管理。エンドポイントは接続プロファイル単位のアクセストークン(ハッシュで保存)で守られ、デプロイは初期状態で非公開。ツールごとに有効・無効を切り替えられます。すべてのJSON-RPC呼び出しをペイロードごと記録し、ツール呼び出しの分析は1時間〜90日の範囲で見られます。

弱み:ワークスペースのプランは公開されています(Pro月26ドルに「5 MCP servers」、Business月80ドルに10)。ただしホスティングのインフラ費は「マシン時間と転送量の従量制」で、単価はワークスペースの設定画面の中でしか見られません。ツール検索やコードモードの記載はありません。OAuth管理はデプロイしたサーバー向けで、ComposioやPipedreamのような1,000以上の既製アプリ連携のカタログではありません。

向いている人:Smitheryをディレクトリとホスティングの両方に使っていて、移行先を1か所にまとめたいチーム。

2. NodeFlare:GitHubのサーバーを認証付きで載せ替えたい人に最適

NodeFlareはMCP専用のホスティングサービスです。GitHubリポジトリを指定すると、ランタイムと起動コマンドを検出してビルドし、実際にMCPの initialize をやり取りして動作を確かめてから、認証付きのHTTPエンドポイントとして公開します。

強み:stdioサーバーをコード変更なしで動かし、Streamable HTTPと旧HTTP+SSEに変換します。Node.js、Python、Go、Rust、Java(Maven/Gradle、Kotlin含む)、C#/.NETを自動検出し、Dockerfileも使えます。mcp_* のBearer APIキーかOAuthトークン、リクエストごとのスコープ検査(tools:call:<name>、resources:read:<uri>)、接続元IPの許可リスト、外向き通信の許可リストを備えます。トークン削減のスイッチが4つあります。サーバーごとに専用のFirecrackerマイクロVMで動き、シークレットはVM起動時にだけ注入されます。

弱み:エンドユーザーのSaaSアカウントのOAuth管理はないため、Smithery Connectの代わりにはなりません。サーバーを探すカタログもありません。1サーバーにつき1つのURLで、外部サーバーをまとめる機能はありません。料金は円建てで、リージョンは公開されていません。Freeプランでは月30 GB時間を超えると、その月の残りはサーバーが一時停止します。

向いている人:Smitheryでホスティングしていたサーバーが(自作でもOSSでも)GitHubにあり、ツール単位の権限付きの安全なURLにしたい開発者。

3. Arcade:Smitheryの新しい運営元によるConnectの代替

Arcadeは2026年8月5日にSmitheryを買収し、Smitheryの終了告知もGmailやSlackのような連携が必要な人をArcadeに案内しています。Arcadeはユーザーの認可を操作ごとに扱います。各ツールが必要なOAuthスコープを宣言し(例:Gmail.SendEmail はGmailの送信スコープだけを要求)、外部サービスのトークンはモデルに渡らずArcade側に残ります。

強み:MCPゲートウェイで複数のMCPサーバーのツールを1つのURL(Streamable HTTP)にまとめ、ゲートウェイごとに許可ツールを選べます。クライアントはArcade Auth、自社のOIDC、またはAPIキーと Arcade-User-ID ヘッダーで認証します。arcade deploy で自作サーバーをArcade Cloudに出せます。対応クライアントとしてClaude、Cursor、VS Codeが明記されています。料金も公開されており、Freeは月2,000ツール呼び出しと2,000認証イベント、Teamは月25ドルにツール呼び出し1回0.01ドル、認証イベント1回0.10ドルが加わります。

弱み:GitHubリポジトリから任意のstdioサーバーをデプロイする方法は記載がありません。分離の詳細も非公開です。無料枠はComposioに比べて小さめです。

向いている人:自社ユーザーのOAuth接続をSmithery Connectで管理していたサービス。とくにSmitheryの運営チームとの継続性を重視する場合。

4. Composio:無料枠の大きいSaaS認証管理

Composioは「1,500以上のツールキット」へのエージェント接続を、認証管理つきで提供します。MCPクライアントは x-api-key ヘッダーを送り、ユーザーごとにURLを発行し、ユーザーは各ツールキットで認証してから使います。

強み:料金がいちばん明快です。Hobbyは0ドルで月10万ツール呼び出しまで、上限で止まるので想定外の請求はありません。Proは月29ドルで29ドル分の利用枠が付き、超過分はツール呼び出し1回0.0003ドルです。サーバーごとの allowed_tools、セッションごとのツールキット・ツール指定があり、通常のセッションでは検索・メタツールをツールキットの前に置きます。指定したツールだけを出すプリセットもあります。

弱み:対象はComposio自身のツールキットです。自作や外部のMCPサーバー、stdioサーバーのホスティングは記載がありません。分離の詳細も非公開です。

向いている人:Gmail、Slack、GitHubなどの連携をユーザーごとに使いたく、大きな無料枠が欲しいエージェント開発者。

5. Docker MCP Catalog and Toolkit:個人の開発マシン向け

Smitheryを主に「サーバーを探してClaudeやCursorに入れる」ために使っていたなら、Dockerのカタログが手元でその役を果たします。カタログには「300以上のサーバー」があり、ローカルで動くサーバーはすべてDockerがビルド・署名し、来歴とSBOMのメタデータが付きます。OAuthを使うリモートサーバーは、ブラウザで自動的に処理されます。

強み:サーバーごとにコンテナで動きます。カスタムカタログでチームが使うサーバーを制限でき、プロファイルではコンテナのサーバーとリモートサーバーを混ぜられます。Claude Code、Cursor、ZedはMCP Gateway経由で接続します。

弱み:ホスティングしたサーバーの公開URLは得られません。Docker AI Governanceのチーム向けMCP Gatewayは招待制で、Dynamic MCPは実験的な機能です。

向いている人:Smithery CLIでのインストールの代わりを探している個人開発者。

6. Pipedream Connect:連携できるAPIの数が最多

Pipedreamは「3,000以上のAPI」と「1万以上のツール」を、SSEとStreamable HTTPの両方に対応したリモートMCPサーバーで提供します。アプリ側はクライアントクレデンシャルのOAuthで認証し、プロジェクト・環境・外部ユーザー・アプリのヘッダーを送ります。

強み:このリストで最大のアプリ数です。ユーザー認証が組み込まれており、アカウントが未接続ならツールの応答に接続用リンクを返します。リクエストは1つのアプリに限定されます。

弱み:Freeプランは開発用のみで、本番利用はStartup(年払いで月99ドル、月払いで150ドル、外部ユーザー100人・1万クレジット込み)からです。トークン削減と分離の記載はありません。

向いている人:連携先の幅を重視し、ユーザー数に応じた予算を取れるサービス。

7. Cloudflare Workers:新しく書くTypeScriptサーバー向け

Cloudflareのガイドでは、Deploy to CloudflareボタンかWrangler CLIで、Streamable HTTPのリモートMCPサーバーをデプロイします。新しいステートレスなサーバーには createMcpHandler() を使い、McpAgent の方式は非推奨とされています。

強み:無料枠が大きく(1日10万リクエスト)、Paidプランは月5ドルからで、1,000万リクエストと3,000万CPUミリ秒が含まれ、実行時間の課金はありません。認証はCloudflare Accessか任意のOAuth 2.0プロバイダーで組めます。

弱み:既存のstdioサーバーはそのまま動きません。Workers向けに書くか移植し、ツール単位の権限も自分で実装します。カタログもありません。

向いている人:Smitheryに掲載していたTypeScriptサーバーの作者で、安くセルフホストして公式URLを掲載し直したい人。

8. 公式MCP Registry:公式カタログであり、ホスティング先ではない

MCP Registryは「公開されているMCPサーバーのためのオープンなカタログとAPI」で、MCPのレジストリ作業部会が運営しています。2025年9月8日にプレビューとして公開されました。メンテナー自身がメタデータを登録し、ほかのレジストリはこれを上流としてサブレジストリを作れます。

強み:特定ベンダーに依存せず、無料かつOSSです。多くのクライアント側のマーケットプレイスが上流として使います。

弱み:サーバーのホスティング、認証、接続管理はしません。プレビューの告知では「データの永続性は保証しない」としており、正式版になった日付は公式ページで確認できませんでした。

向いている人:Smitheryでの掲載を、中立な場所で続けたいサーバー作者。

用途別のおすすめ

Smitheryを何に使っていたか 移行先 理由
各社公式のサーバー(Linear、Notionなど) 各社公式のMCP URL Smitheryの検証済みページに公式URLが載る
ホスティングとディレクトリを1か所で Glama ディレクトリ、ワンクリックデプロイ、OAuth管理
stdioやGitHubのサーバーをツール単位の権限付きでホスティング NodeFlare GitHubのURLを入れるだけで、スコープ付き・動作確認済みのURLになる
ユーザーのOAuth用のConnect(継続性重視) Arcade Smitheryの新しい運営元。操作ごとのスコープ
無料枠でConnectの代わり Composio 月10万ツール呼び出しまで無料
連携アプリ数が最多のConnect Pipedream 3,000以上のAPI
手元のPCでのCLIインストール Docker MCP Toolkit 署名済みコンテナ、ワンクリック導入
新しいTypeScriptサーバーを安くホスティング Cloudflare Workers 1日10万リクエストまで無料
公開掲載を続けたい 公式MCP Registry(と smithery.ai のディレクトリ) 中立で無料のメタデータ

10月31日までの移行チェックリスト

  1. SmitheryのURLを洗い出す。クライアントの設定(mcp.json、Claudeのコネクタ、エージェントのコード)から server.smithery.ai と run.tools を検索します。どれも10月31日に動かなくなります。
  2. 各社公式のサーバーは公式URLに切り替える。公式URLは smithery.ai の各サーバーのページで確認できます。
  3. OSSや自作のサーバーは載せ替える。GitHubのリポジトリからホスティング先にデプロイし、Smitheryで設定していた環境変数を入れ直します。
  4. Connectを置き換える。ユーザーがSmithery Connectでアカウントを接続していた場合は、Arcade、Composio、Pipedreamのどれかを用意し、ユーザーに接続し直してもらいます。接続は自動では引き継がれません。
  5. 使わなくなった権限を取り消す。SmitheryのAPIキーは無効になりますが、入力していた外部サービスのOAuth許可やAPIキーは、各サービス側で自分で取り消してください。
  6. Smithery CLIとSDKを外す。現行版は非推奨になるため、スクリプトやCIから削除します。
  7. 新しく入れるサーバーを確認する。急いだ移行は、名前の似た偽サーバーを入れてしまいやすいタイミングです。サードパーティのMCPサーバーを導入前に確認する方法を参考にしてください。

載せ替えたあとのクライアント設定の変更は、たいていURLとヘッダーだけです。たとえばCursorの mcp.json なら次のようになります。

{
  "mcpServers": {
    "my-server": {
      "url": "https://<新しいホスト>/mcp",
      "headers": {
        "Authorization": "Bearer <APIキー>"
      }
    }
  }
}

stdioにしか対応していないサーバーをセルフホストしたい場合は、stdioのMCPサーバーをリモートで動かす手順も参考になります。

NodeFlareならこう解決できる

Smitheryでサーバーをホスティングしていた人が困るのは、10月31日にURLが使えなくなること、多くの基盤ではstdioサーバーが動かないこと、認証を自分で作る必要があること、ツール一覧がコンテキストを圧迫することです。サーバーがGitHubにあるなら、NodeFlareは公開済みの機能で次のように対応できます。

困りごと NodeFlareの機能
SmitheryのURLが使えなくなる GitHubリポジトリからデプロイ(モノレポのサブフォルダにも対応)。ランタイム・トランスポート・起動コマンドを自動検出し、Dockerfileは不要
stdioにしか対応していない stdioサーバーをコード変更なしでStreamable HTTPと旧HTTP+SSEに変換
本当に動いているか分からない 実際にMCPの initialize をやり取りできたときだけデプロイ成功(最大8回、間隔を空けて再試行)
認証を付けたい ハッシュで保存する mcp_* のBearer APIキー、またはRFC 8414 / RFC 9728に沿ったOAuthトークン。誤ったキーを繰り返したIPは10分間ブロック
呼ばせたくないツールまで呼ばれる tools:call:<name> などのスコープを、サーバーに届く前にリクエストごとに検査
ツール一覧がコンテキストを圧迫する tool_list_filter_by_scope、tool_schema_slim(500文字を超える説明を短縮)、tool_search_mode、tool_code_mode(サンドボックス内で実行、既定で1回50ツール呼び出しまで)
サーバーのコードを信用しきれない サーバーごとに専用のFirecrackerマイクロVM。シークレットはVM起動時にだけ注入。外向き通信の許可リスト(記録のみ/遮断、最大100件)
使っていない時間も課金される 数分使われないと停止し、スナップショットから1秒未満で復帰。計算資源は動いている間だけ1 GB時間あたり5円

一方で、NodeFlareはSmithery Connectのような「ユーザーのSaaSアカウントのOAuth管理」は置き換えません。そこはArcade、Composio、Pipedreamと組み合わせてください。コンテキストの節約についてはMCPのトークン消費の内訳と7つの削減策で詳しく解説しています。

始め方は最小限です。GitHubでサインインし、リポジトリのURLを貼る(ランタイムやビルド設定は自動で入力されます)、Smitheryで使っていた環境変数を入れてデプロイ、必要なスコープだけのAPIキーを作り、クライアントに残っているSmitheryのURLを置き換えるだけです。

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よくある質問

Smitheryはサービス終了するの?

一部が終了します。2026年10月31日に、run.tools と server.smithery.ai のサーバーURL、API、Connect、Toolbox、アカウント、APIキー、CLI、SDKといった接続管理サービスが終わります。smithery.ai は、Arcade.devが運営するプロキシなしの公開MCPディレクトリとして残ります。

Smitheryの代わりにいちばんおすすめのサービスは?

公開した基準では、ディレクトリ、stdio対応のホスティング、OAuth管理をまとめて持つGlamaが最高点(85点)でした。GitHubのサーバーをツール単位のスコープ付きで載せ替えるならNodeFlare(78点)、Connectの代わりならArcade(72点)が最適です。

Smitheryを買収したのはどこ?

Arcade.devが2026年8月5日に、SmitheryがArcadeに加わったと発表しました。Smitheryの終了告知でも、残る smithery.ai のディレクトリはArcade.devが運営するとしています。

server.smithery.aiのURLはどうなる?

2026年10月31日に使えなくなります。各社公式のサーバーなら公式のMCP URLに切り替え、OSSや自作のサーバーならホスティングし直してクライアントの設定を更新してください。

Smitheryに置いていたMCPサーバーはどこでホスティングできる?

stdioやGitHubにあるサーバーなら、GlamaとNodeFlareがコード変更なしでホスティングできます。新しいTypeScriptサーバーならCloudflare Workersがもっとも安く済みます。任意のコンテナ基盤に、stdioをHTTPに変換するブリッジを入れてセルフホストする方法もあります。

Smithery ConnectのOAuth管理の代わりは?

Arcade、Composio、Pipedreamはいずれもエンドユーザーの OAuth接続を管理します。Arcadeは操作ごとのスコープを持ちSmitheryの新しい運営元、Composioは無料枠が最大(月10万ツール呼び出し)、Pipedreamは対応APIが最多(3,000以上)です。

Smitheryの有料プランは返金される?

Smitheryは、8月5日以降の請求をすべて返金し、今後のサブスクリプションを解約するとしています。返金には通常5〜10営業日かかります。自分のアカウントについては smithery.ai/future の告知を確認してください。

Smithery CLIはまだ必要?

必要ありません。Smithery CLIとSDKは2026年10月31日に使えなくなり、現行版は非推奨になります。スクリプトやCIから外し、サーバーは各クライアントの設定やDocker MCP Toolkitなどで追加してください。

Smitheryにサーバーを掲載し続けられる?

Smitheryはプロキシなしの公開MCPレジストリとして残り、検証済みサーバーのページには各社公式のURLが載るとしています。中立で無料の公式MCP Registryにメタデータを登録する方法もあります。

無料で使えるSmitheryの代替はある?

あります。NodeFlareのFreeプランは1サーバー・月30 GB時間、ComposioのHobbyプランは月10万ツール呼び出し、ArcadeのFreeプランは月2,000ツール呼び出し、Cloudflare WorkersのFreeプランは1日10万リクエストまで使え、公式MCP Registryは無料です。

まとめ

Smitheryの2026年10月31日の終了で、ホスティングしたサーバーのURL、ユーザーのOAuth接続の管理、CLIの3つが同時になくなります。自分が実際に使っていた機能ごとに移行先を選んでください。ディレクトリとホスティングを1か所で置き換えるならGlama。stdioやGitHubのサーバーを認証・ツール単位のスコープ・トークン削減付きで載せ替えるならNodeFlareが最有力ですが、ユーザーのSaaS OAuthの管理はしません。Connectの代わりはArcade、Composio、Pipedreamで、継続性ならArcade、無料枠ならComposio、連携数ならPipedreamです。手元での導入はDocker、新しいTypeScriptサーバーはCloudflare Workers、掲載の継続は公式MCP Registryが向いています。どれを選ぶにしても、まずは今日、SmitheryのURLを洗い出してください。期限は動きません。

参考資料

NodeFlare

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